梅雨明け前こそ要注意!

今年もいよいよ本格的な夏が近づいてきました。

「梅雨が明けたら熱中症に気を付けよう」と思われる方は多いのですが、実は東洋医学では梅雨明け前後こそ体調を崩しやすい時期と考えています。

最近、「疲れがなかなか抜けない」「朝から体が重い」「食欲が落ちてきた」「夜ぐっすり眠れない」といったご相談も少しずつ増えてきました。

これは、気のせいではなく、季節の変化に体が一生懸命対応しているサインかもしれません。

梅雨の間は湿度が高く、「湿邪(しつじゃ)」の影響を受けやすい時期です。

そこへ梅雨明けとともに強い日差しと高温による「暑邪(しょじゃ)」が加わることで、体にはさらに大きな負担がかかります。

東洋医学では、この「湿」と「暑」の影響によって、気や津液(水分)の巡りが乱れ、さまざまな不調が現れると考えられています。

例えば…

「年齢のせいかな」「暑いから仕方ない」と思われがちですが、体からの大切なメッセージかもしれません。

① 朝食をしっかり食べる

朝食は一日のエネルギーを作る大切なスタートです。

食欲がない日は、お粥や味噌汁、温かいスープなど胃腸にやさしいものから始めてみましょう。

② 冷たい飲み物や食べ物を摂り過ぎない

暑い日は冷たいものが欲しくなりますが、摂り過ぎると胃腸の働きが弱まり、さらに夏バテを招いてしまいます。

常温の飲み物や温かい汁物も上手に取り入れてみてください。

③ 軽く汗をかく習慣を

ウォーキングやストレッチなど、無理のない運動で心地よい汗をかくことは、気血の巡りを整えることにもつながります。

暑い時間帯を避け、朝や夕方の涼しい時間がおすすめです。

④ 良質な睡眠を心がける

睡眠は一日の疲れを回復させる大切な時間です。

エアコンを上手に使いながら、寝苦しさを我慢せず、快適な睡眠環境を整えましょう。

⑤ 「まだ大丈夫」と無理をしない

日本人は頑張り屋さんです。

しかし夏は、頑張り過ぎることで体力を大きく消耗してしまいます。

疲れを感じたら、少し立ち止まって休む勇気も立派な養生です。

健康は「予防」が何より大切です

東洋医学には「未病(みびょう)」という考え方があります。

病気になってから治すのではなく、不調の芽が小さいうちに整えていくことが、健康への近道です。

「最近疲れやすい」「食欲が落ちてきた」「なんとなく調子が出ない」。

そんな小さな変化こそ、体からの大切なサインです。

本格的な夏を元気に迎えるために、今からご自身の体と向き合ってみませんか。

健康は、体調を崩してから取り戻すものではなく、毎日の積み重ねで育てていくものです。

建斗漢方堂は、これからも「こころとからだに寄り添う対話型の漢方薬店」として、皆さまの健やかな毎日を応援してまいります。

ぜひお気軽にご相談ください。

野村 建斗

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