五月病に気をつけて
中医学からみる心と体の整え方
新しい年度が始まり、気づけばあっという間に5月になりました。
少しずつ環境にも慣れてきた頃ですが、この時期に増えてくるのが「五月病」です。
「なんとなくやる気が出ない」
「朝がつらい」
「気分が落ち込みやすい」
このようなお悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。
実はこれ、中医学的に見てもとても理にかなった現象なのです。

■ 五月病はなぜ起こるのか?(中医学的視点)
春は「肝(かん)」の働きが活発になる季節です。
肝は「気(エネルギー)」の巡りをコントロールし、精神状態にも深く関わっています。
しかし5月になると、
・新生活のストレス
・気温差や気圧の変化
・ゴールデンウィーク明けの生活リズムの乱れ
などが重なり、肝の働きが乱れやすくなります。
すると、
・気の巡りが滞る(気滞)
・ストレスが溜まりやすくなる
・自律神経が乱れる
結果として、やる気の低下や気分の落ち込みといった「五月病」の状態につながります。

■ こんな症状は要注意です
気分の落ち込みがある
・イライラする
・やる気が出ない、無気力
・眠りが浅い
・朝起きづらい
・食欲不振や胃の不調
・喉のつかえ感(梅核気)
これらは「気の巡り」が悪くなっているサインかもしれません。

■ 今日からできる養生法
①「頑張りすぎない」ことが最大の養生
4月に続き、この時期も無理は禁物です。
特に責任感の強い方ほど、知らず知らずのうちに頑張りすぎています。
少し余力を残す良い加減くらいがちょうど良いです。
② 気の巡りを良くする生活をしましょう。
・軽い運動(散歩・ストレッチ)
・日光浴
・森林浴
・深呼吸
・好きな音楽や趣味の時間
肝は「のびやかさ」を好みます。
体も心もゆるめることがとても大切です。
③ 食事でサポート
おすすめの食材
・香りの良いもの(しそ、みょうが、柑橘類)
・気を巡らせるもの(玉ねぎ、セロリ)
・消化にやさしいもの(おかゆ、スープ)
逆に、脂っこいもの・冷たいものの摂りすぎは要注意です。
④ しっかり「休む」勇気を持ちましょう
中医学では養生=休むこともとても重要です。
・疲れている時は早めに寝る
・何も予定を入れない日を作る
これだけでも回復力は大きく変わります。
■ 漢方的なアプローチ
五月病のような状態には、
・気の巡りを整える
・自律神経を安定させる
・胃腸を整える
といった視点での漢方薬が役立つことがあります。
体質や症状によってご提案は変わりますので、ご無理をせずお気軽にご相談ください。
野村 建斗
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