春と夏の間の土用の過ごし方
次の季節を元気に迎えるための整え期間
こんにちは。建斗漢方堂です。
春の暖かさが落ち着き、少しずつ夏の気配を感じる頃ですが、この時期、なんとなく体が重い・だるいと感じていませんか?
実はこの時期は、東洋医学でいう「土用(どよう)」にあたり、体調を崩しやすい季節の変わり目なのです。
■土用とはどんな時期?
土用とは、季節と季節の間にある約18日間の調整期間のこと。
春から夏へ移るこの時期は、
体の中でも特に「脾(ひ)」=胃腸の働きが影響を受けやすくなります。
脾は、食べたものをエネルギーに変えるとても大切な役割を担っています。
つまりこの時期は胃腸の状態=体調そのものといっても過言ではありません。

■この時期に起こりやすい不調
土用の時期は、気温・湿度・気圧の変化が大きく、
体にとっては負担がかかりやすい環境です。
特に以下のような症状が出やすくなります。
・食欲が落ちる
・胃もたれ、下痢
・体が重だるい
・むくみやすい
・頭が重い、スッキリしない
・気分の落ち込みや不安定さ
これは、体に「湿(しつ)」がたまり、脾の働きが弱っているサインでもあります。

■土用の養生法
この時期の過ごし方次第で、
夏の体調が大きく変わります。
少し意識してみてくださいね。
① 胃腸をとにかく大切に
・冷たい飲み物や食べ物は控えめに
・暴飲暴食を避ける
・よく噛んで食べる
脾は「冷え」と「過労」に弱い臓です。ここを守ることが最優先です。
② やさしい甘さで脾を養う
おすすめの食材は
・かぼちゃ
・さつまいも
・山芋
・お米(おかゆもおすすめ)
自然な甘みは、弱った胃腸をやさしく助けてくれます。
※甘いお菓子の摂りすぎは逆効果なのでご注意ください。

③ 湿をためない工夫を
・部屋の除湿や換気
・軽い運動で汗をかく
・水分の摂りすぎに注意
おすすめ食材:
・はとむぎ
・小豆
・とうもろこし
体の中の余分な水分を外に出してくれます。

④ 無理をしない勇気を持つ
土用は「頑張る時期」ではなく整える時期です。
・予定を詰め込みすぎない
・しっかり休む
・睡眠を大切にする
この積み重ねが、夏バテ予防につながります。
■最後に
春から夏へと向かうこの土用の時期は、体にとってとても大切な準備期間です。
ここでしっかり整えておくことで、暑い夏を元気に乗り切ることができます。
もし、
・毎年この時期に体調を崩しやすい
・胃腸の不調が気になる
・なんとなくスッキリしない
そんな方は、お一人で抱えずにお気軽にご相談ください。
建斗漢方堂では、お一人おひとりのお体の状態に合わせて、やさしく整える漢方のご提案をさせていただいております。
どうぞご無理なさらず、
この季節を穏やかにお過ごしくださいね。
野村 建斗

